イギリスで働く。就職。転職。海外赴任。外資。

マネージャーとして日系メーカー@イギリスで働く楽しさ大変さを伝えるブログ

MENU

イギリス-日本 買ってよかったもの

部下が癇癪を起こす(3)

何で俺じゃないんだ

他の人が昇格したからといって、文句を言うことはあるが、癇癪を起こすまでにはいたらない。日本ではこういうことはなかなかおこらない。私だって経験がある。他の人が昇格しちゃったか、ぐらいの話である。そもそも、現時点ではUp or Outという考え方なので、昇格しなかったらOutでという雰囲気は醸し出している。そして、Outできる状態にしておくことが重要だと考えている。だからPMPだって取った。

ドライかウェットか

一般論として、日本人以外の人たちはドライだと思っていた。私よりも。ある日突然やってきて「じゃ、辞めます」という人たちは多いと思っていた。実際はそうでもないらしい。が、最近IR35という税制が改訂された。詳しくはわからないが、Contractorの人たちの税金が増えて給料が減るようだ。正社員は関係ない。しばらくして、Contractorの人が急にやってきて、時給上げてくれないなら辞めると言い出した。まぁ、たしかに働きぶりとしては給料上げても妥当な水準なので、時給を上げた。この人は時給をあげなかったら多分ほんとうに辞めたんだと思う。そういう意味ではドライだ。

 

こういうドライな人ばかりだと思っていた。

 

「何で俺じゃないんだ」といった部下は言った。そこから、今後のチーム体制の話しどころではなくなった。「いや、待てと。お前は圧倒的にもうひとりに比べて能力が高いと思っていたのか」と言いそうになったが一旦やめた。会社の決めた方針なんで、受け入れるしかないだろう、とも思ったがそれも言うのをやめた。ただ、ひたすらにそこから落ち着けと言った。彼は「部長と話をする」と言った。私は「それをしても何も変わらない、正式発表まで待て。でも何かを変えたいなら、確実に話をしたほうがいい」と言った。

 

彼は一旦引き下がった。でも翌日彼は、「昨夜眠れなかった。だから、俺は部長と話しをする」と言った。私はそのことを部長に報告した。結局、彼は部長と話し合った。私は叱責を受けた。ダメージは大きい。人事に関しては日本のやり方とは異なることがわかった。人事に関しては、ちゃんとした場で話したほうが良い。それが教訓として残った。

また、私が知らない人事情報もあった。「君は半年ぐらいで昇格する」と人事に言われていたこと。にも関わらず、その時から半年経過しても昇格しなかった、今回も昇格しなかった。そして癇癪を起こした。

 

その後、彼は部長として彼のキャリアプランに納得したらしい。また、私はちゃんとした場で伝えなかったことを謝罪した。ちゃんとした場で伝えても、結局同じ結果だったのではないか、という気もして、一部腑に落ちないことはあるが。喧嘩することより今後の関係を正しくすることを選んだ。合意できないところより、合意できるところを強調して、進めるところを進めるのだ。

 

学んだこと、それは、キャリアについて人は癇癪を起こすということ。そして、キャリアについて日本よりも大きく反応する人もいるということ。そして、ドライな一面をもつということ。その人が何を気にしているかを、常に把握しておくということが大事だということ。

 

人には歴史あり。会社においてキャリア闘争は真剣だ。